新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
PTA会長の祝辞ならびに、保護者代表挨拶文を掲載いたします。
祝辞
令和7年度の入学式にあたり、PTAを代表いたしまして、お祝いの言葉を申し上げます。
宮崎県立宮崎西高等学校 第52期生の皆さん
宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校第19期生の皆さん
本日はご入学おめでとうございます。
保護者の皆様、お子様のご入学を心よりお慶び申し上げます。
春の優しい雨が木々を潤す今日のよき日にご入学を迎えられましたお子様の姿に、感慨もひとしおのことと拝察いたします。
さて、新入生の皆さん、本校の校歌の一番から三番の冒頭には「立て 飛べ 行け」の歌詞があります。
これから、「立て:基礎期、飛べ:充実期、行け:発展期」として、全力で未知の我を求め続ける学校生活が始まります。
伝統をつないできた先輩たちは、教室や管理棟の通路にある合格机や、フーコーの振り子を囲む場所を活用し、自主的に勉学に励んでいます。
また、部活動や校外活動にも一生懸命取り組み、真摯に向き合いながら、自ら学ぶ姿勢を保ち、過ごしています。
高い目標を掲げ、やり遂げる「文武両道」の学校であり、子どもたちに寄り添い、全力で支えられる教職員の先生方や、知的好奇心を満たす素晴らしい教育環境が整っています。
私も子どもたちの活躍に触れるたびに凄いな、素敵だな、と感じる日々です。
これから皆さんは、多くの出会いや様々な体験が待っています。
それらの日々の中で、私は皆さんに「自己の視点」と「他者の視点」を意識し、自己変化する力と受容する力を大切にしてほしいと願っています。
JAXA宇宙科学研究所 名誉教授で初代宇宙探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーであった川口淳一郎氏の「高い塔を建ててみなければ、新たな水平線は見えてこない」という言葉があります。
川口氏の言葉は、
「今までと同じ環境や視線では、新しいことは見えてこない。少しでも高い位置に、少しでも背伸びして新たに多方向からの視線で物事を見てみることで、今まで気付かなかった新しい気付きや発見ができる。」ことを意味していると思います。
私は海で水平線を眺めるときにこの言葉を思い出し、少し背伸びし、水平線の向こうの、新たな水平線をみると、自分はまだまだだなと感じています。
自分の限界を決めつけたり、現状維持で満足するのではなく、一歩踏み出す勇気を持ち、変化を恐れず挑戦することで、新しい可能性やまた異なる自分が見えてくると思います。
また、これまでの経験を振り返ると、「他者の視点」から学び、気づく事があります。
その時は理解できなかった「他者の視点」であっても、時間の経過や、考え方の変化により、他者の考え方を理解し、受容できるのではないでしょうか。
皆さんも、多くの経験や人々との交流を通して、自分の考え方だけに固執せず、自己とは異なるものを受け入れる時間や機会をできるだけ多く持ってください。
「他者の視点」を受け入れる力をもって、他者から学ぶことで、前に進み続けて欲しいと思います。多方向からの視点で考えることが、自分自身の意識や行動を改め、自分を変える力、成長につながると思います。
しかし、時には、解決できない問題も存在するでしょう。
壁に直面すること、苦しく辛いこともあるでしょうが、どんな時も自分を大切にし、自分を愛することは忘れずにいてほしい、大切な家族や仲間の愛を支えにしてほしいと思います。
保護者の皆様、これから学校行事やPTA行事を通して、中高一貫校の本校の素晴らしさを感じていただくとともに、お子さまが自ら考え行動する姿を尊重し、成長する子どもたちを温かく支えてほしいと思います。
PTAも、子どもたちに寄り添い、理解するとともに、子どもたちが安全で安心して高校生活を送ることのできるように全力でサポートしてまいります。
多くの子どもたちの通学経路や手段が変わります。春休みに、お子様と保護者の方が通学経路などを確認する姿もみられました。
子どもたちが怪我なく、命を守るために皆様にお願いがあります。
本校では、通学する生徒及び、送迎する保護者の交通マナーが最重要課題のひとつとなっております。ヘルメット着用や交通ルール、本校の登校・下校のルールを守り、子どもたちや保護者の皆様の安全が図られますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
校長先生をはじめ教職員の皆様、子どもたちが毎日の学校生活を楽しんで過ごせますよう、愛情と情熱で子どもたちを包み、ご指導をいただけますよう心よりお願いいたします。
結びに、新入生の皆さんが、希望と志を持ち、可能性に満ちた未来へと創造的に進まれることと、今後のご活躍と幸多きことを祈念いたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。
令和7年4月10日
PTA会長 大野 律子
高校部保護者代表挨拶
高校の新入生の保護者を代表して、一言ご挨拶をさせていただきます。
校長先生をはじめ教職員の方々におかれましては、本日このような盛大な式を執り行っていただきまことにありがとうございます。
ややのんびりとした気分であった新入生たちにとっても、改めて自らの身を引き締めるためのよい機会だったように思います。
これからの3年間は、子どもたちの将来を大きく左右しうる非常に重要な期間となります。
現代社会においては、変化に対応する柔軟性や自ら課題を設定し進めていく力など、単に与えられた事柄をこなすだけではない能力が求められますが、宮崎西高等学校にはこれらの能力を醸成するためのプログラムが多数設けられているように感じます。
先生方におかれては、これから3年間、子どもたちの更なる成長のためぜひとも厳しいご指導をいただければ幸いです。
我々保護者にとっても、早いもので本日入学した子どもたちと過ごすのは最後の3年間となる可能性があります。
子どもたちが未知の我を求めて成長する姿を見守りながら、時には必要な声かけもしつつ、一日一日を大切に生活していきたいと思います。
最後になりましたが、宮崎西高等学校のますますのご発展と、新入生がこれから3年間充実した学校生活を送ることを祈念し、保護者代表のあいさつとさせていただきます。
令和7年4月10日
保護者代表 金丸由宇
中学部保護者代表挨拶
まことに僭越でございますが、中学部の新入生の保護者を代表いたしまして、一言ご挨拶申しあげます。
本日はこのような素晴らしい入学式を執りおこなっていただき、誠にありがとうございます。
校長先生をはじめ、諸先生方、そしてご来賓の皆様方に心から感謝申し上げます。
今年の春は、子どもたちの入学を待っていてくれたかのように、桜の花が優しく咲き誇っていました。
新しい制服に身を包み、希望に胸をふくらませた子どもたちが、今日から宮崎西高附属中の一員になります。
中高一貫の6年間は、「一期一会」の連続です。
今日出会う友との時間も、初めて触れる学びも、すべてが子どもたちの人生において一度きりの大切な瞬間です。
その一つひとつを、子どもたちはは心に刻みながら、「未知の我」を求めて歩んでいくことでしょう。
まだ知らぬ自分の可能性に出会うために、一歩ずつ歩み始めた子どもたちを、私たち保護者は温かく見守り、支えていきたいと思っております。
そして保護者の皆さまと協力しながら、子どもたちの学校生活を応援していけたら幸いです。
先生方、先輩方、どうぞよろしくお願いいたします。
結びにあたり、宮崎西高等学校の益々のご発展と、ここにお集まりの皆様のご健勝を祈念いたしまして、中学部保護者のあいさつとさせていただきます。
令和7年4月10日
保護者代表 坂下香代子
第49回 宮崎県立宮崎西高等学校 卒業式
令和6年度 宮崎西高等学校・宮崎西高附属中学校入学式
第48回 宮崎西高等学校卒業式
令和5年度 県立宮崎西高等学校・附属中学校入学式PTA会長祝辞
第47回卒業式
令和2年度 第45回 宮崎西高等学校 卒業式
令和6年度 宮崎西高等学校・宮崎西高附属中学校入学式
第48回 宮崎西高等学校卒業式
令和5年度 県立宮崎西高等学校・附属中学校入学式PTA会長祝辞
第47回卒業式
令和2年度 第45回 宮崎西高等学校 卒業式