今回お招きしました講師の西畑氏は、埼玉県春日部市出身で、2012年に宮崎市に移住され、宮崎中央新聞記者を経て、現在はコーチングの講演会や研修、パーソナルコーチング等でご活躍されています。
ここで、講演の内容を簡単にご紹介させていただきます。
*子育てで一番大切なことは?
「自分はできる」「自分は絶対大丈夫だ」と思えるこどもに育てること。
こどもは親からの承認を実感して育つことが大切。
*こどもを承認するとはどういうこと?
承認には、①存在承認、②行動承認、③成果承認がある。それぞれの例として、①は「生まれてきてくれてありがとう」「あなたはいるだけでいいのよ」など存在自体を認める、②は「つかまり立ちができた」「寝返りができた」など、行動できたことを認める、③は「テストで100点とって、えらかったね。」「かけっこで1番とってえらいね。」など成果を認めることである。
学年が上がるにつれ、テストが難しくなり100点はなかなかとれない、スポーツでも1番にはなれないなど、親から褒められる機会が少なくなっていく。親からの褒め言葉がなくなったこどもは、自分はダメなんだと思ってしまい、これが、引きこもりや不登校の原因にもなっている。こどもにとって大切なのは「存在承認」である。存在承認をしてあげることで、自己肯定感の根っこや基本的信頼が育つのである。
*どんな関わりが存在承認なのか?
①挨拶や返事をしっかりすること。
②笑顔で関わること。
③話を聞くときは、手を止めて、相手の方向を向いて、途中で遮らず、解釈せず、徹底的にきくこと。
*承認の言葉かけ
褒め言葉には、①YOUメッセージ、②Iメッセージの2つがある。①は主語が相手であり、②は主語が私となる。例としては、①は「あなたは仕事が早い。」、②は「(私は)あなたの仕事が早くて助かった。」である。実際は、YOUメッセージが使われることが多いのだが、Iメッセージの方が聞き取りやすく、記憶に残りやすい。
このように、子どもを輝かす親の関わりを教えていただきましたが、こどもを満たすためには、まず大人が満たされている必要があるそうです。まずは、自分を満たし、溢れ出たもので周りを満たすという考え方です。この考え方はシャンパンタワーの法則とも言われており、一番上は最も大切にすべき人=自分自身、2段目は家族、3段目は友人・職場の同僚・仲間、4段目はお客様、5段目は地域社会の順番で満たしていくことです。
自分を満たす方法として、オキシトシンやセロトニンなどの幸せホルモンを出すような生活を心がけます。例えば、朝日を浴びる、リズム運動、感動する、リラックスする、肌の触れあい、感謝する、親切にするなどです。講師の西畑先生は感謝体質になるために、その日に受けた恩・良かったこと・頑張ったことを日記に書いたり、アファメーション(肯定的な断言をすること)、喜びのリストなどを実践されているそうです。
講演会では、映像を交えた講演に加え、先生の話の後にシェアタイムがあり、自分自身を振り返り、隣の人と感情を分かち合うことができて、笑いあり、涙ありと大感動の1時間半でした。
参加者の感想には、『子どもの存在そのものに感謝して、ありのままの子ども・自分を受入れたいと思います。』『自分の子育ては成果承認ばかりだったと気づかされました。子どもは「どうせ」が口癖になっています。ボタンの掛け違いは直すことができる!!と信じて存在承認を心がけます。』『本当に生まれてきてくれただけでいい・・。と思える時間でした。理想とはほど遠い現実が目の前にありますが、子どもの存在をありのままに包める日を目指します。』『息子が帰宅したら、嫌がられるかもしれませんが、ギューッと抱きしめようと思います。』などの声が寄せられました。
「もう高校生なので、遅いのでは?」と思うかもしれませんが、「かけ間違えたボタンはいつからでもなおす事ができる」そうです。先生に教えていただいたことを今日から、ひとつずつ実践していきたいと思います。そして、親も子も輝いた人生を送りたいと思いました。
第3学年部長 門内 裕子
