第61回九州地区高等学校PTA連合会大会 がまだすばい熊本大会

2017年06月21日

平成29年6月15(木) 16(金)、九州地区高等学校PTA連合大会熊本大会に教員2名役員3名で参加しました。昨年、熊本を襲った地震の爪痕がまだ生々しく残ってはいるものの、こういう時だからこそ皆で力を合わせて大会を盛り上げ成功させようという強い思いを感じました。
今回は、記念講演と分科会について紹介したいと思います。

記念講演
テレビのコメンテーターでもおなじみの姜 尚中氏により、「若者の人生儀礼」というタイトルで記念講演がありました。氏は東京大学名誉教授であり、熊本県立劇場館長もされ、『ナショナリズム』 『母ーオモニ』他数々の小説の著者でもあります。儀礼とは慣習として形式が整えられている礼法や儀式の事。今の若者は、核家族化により身近に儀礼を見たり感じたりすることが少ない。そのため、生きるために必要な事や生き抜くための知恵を知らずにいる。死を簡単に感じてしまう。また親子の関係が近すぎるため、対等な目線で親と接するなど現代の子供達の問題点を話されました。親や教師は子供の水先案内人であること、子どもに居場所を与えてあげること、子どもを訓導することが大切であるとも話されました。親としての自覚を改めて感じさせられる講演でした。
  (庶務 谷口)


第1分科会  「青少年の健全育成とPTA活動」
本校の川浦会長を含めて、4校事例発表がありました。1校当たり10分程度の時間でしたが、各校の取り組み状況が良くわかり、その後の質疑応答でもたくさんの質問が寄せられました。 宮崎西高に対しては、学習会におけるPTAの役割、役員会の時間帯、YUME講座の内容などについての質問があり、会長の説明で、進路実現に向けたPTAの積極的なかかわりを理解していただけたと思います。宇土中学校・宇土高等学校のモットーの「出来る時に出来るしこ・100%Volunteer!」など、今後に活かせるものもたくさんあって大変有意義な分科会でした。
  (高校教頭 川野)


第2分科会  「進路指導とPTA活動」
残念ながら参加する事が出来ませんでした。


第3分科会  「防災教育とPTA活動」
熊本県熊本第一高等学校地学部の生徒が「熊本地震の被害と防災意識」について研究発表を行いました。生徒へのアンケートからさまざまな被害状況が見え、今回の体験によって自分たちの防災意識の低さが浮き彫りになり、これからの課題・取り組みがみえてきたそうです。、
次に熊本県立教育センター主幹大塚芳生氏の基調講演がありました。日本が世界の中でもとても地震が身近にあるという説明から始まりました。普段の生活の中で、どれだけの人が自然災害を意識しているか、また備えをしているか、問いかけられました。
パネルディスカッションでは平時から防災型のコミュニテイを作っておく事、被災した時は早めに組織を作り自分たちで乗り切る事の大切さを話されました。しかし、大変な中でも子供たちは自分から動き知恵を出し良く働いていたそうです。
自然災害はごく身近にありいつ起こるのかは分からず防ぎようのない出来事。そのことに対し個人でどれだけ意識を高く持ち、備えることが出来るかそして一人でなくみんなが大なり小なり被害を受け、その中でどれだけ助け合えるか。他人事ではなく小さな一人一人の力が繋がって大きな力になるという事を改めて考えることが出来ました。
 (理数科 副会長 綾)


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